荒川の河川敷のグラウンドで行われている野球を見に行った。

野球といっても、友人が参加しているオッサン達の草野球リーグだ。

応援するほうも日曜日をのんびり過ごすのが目的であるから、試合などは本当はどうでもよく、土手の階段を観客席に見立てて、ビールでも飲みながらワイワイと友人の悪態をついている。

一緒に眺めていたはずの仲間が、土手の上から走ってきた。

大変だ、○○カニ（エビに近い形をした、尻尾のあるカニ。名前は忘れたが、進化の遅れている大きなカニである）が、海から大量に上ってきた！

○○カニ？こんな中流域まで上ってくるなんてことがあるか、冗談だろうと、一応川のほうまで降りていくと、確かに１～２メートルほどもあるカニがどんどん川を上っている。